Portal Afterimage
Niantic Ingress Intel マップ向けの IITC ポータル記憶レイヤープラグインです。
Portal Afterimage は、Portal DB のローカルデータを使って、既知 Portal を実質的には任意ズームで表示できるプラグインです。既定設定では性能と可読性のため描画を控えめにしていますが、上級者はコード変更や console コマンドでより積極的な「全表示」に近い動作へ強制できます。
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前提条件: Portal Afterimage を使うには Portal DB が必要です。座標と最終確認時刻は Portal DB から取得されます。
どんなユーザー向けか
縮小表示時に公式 Portal マーカーが消えてしまい、Ingress Intel マップ上の位置感覚を保ちにくいエージェントに向いています。既に探索した場所の記憶を、穏やかな視覚レイヤーとして補いたい場合に有効です。
主な機能
- 任意ズームで表示可能: 実装上はローカル既知 Portal を任意ズームで表示できますが、既定 UI では性能と視認性のため制限しています。
- ローカルかつ非公開: データはブラウザ内に保存され、アップロードや端末間共有は行いません。
- S2 セル抽象化: S2 セル単位でポータルをまとめ、1セルあたりの描画数を制限します。
- 安全な負荷制御: 描画数上限により、密集地でもマップが極端に重くなるのを防ぎます。
- Portal DB 連携: 座標や時刻は Portal DB を唯一の参照元として使用します。
設定項目
- S2 Level (15–18): 数値が高いほどセルが小さくなり、より細かい表示になります。
- Per Cell (1–3): 各 S2 セル内に表示できる Portal 数を制御します。
- 選択ルール: Portal DB の
lastSeenを基準に、最近見た Portal を優先表示します。
仕組み
Portal Afterimage は既定では、ローカル既知 Portal をそのまま全件描くのではなく、S2 セル単位にまとめて各セルから限られた数だけを描画します。これは性能と視認性のための方針であり、能力上の絶対的な制限ではありません。
そのため、コード変更や console コマンドで既定の描画制限を上書きすれば、実質的に「任意ズームでローカル既知 Portal をすべて表示する」方向へ寄せることができます。プラグイン自身は GUID と名称のみを保持し、座標や時刻は Portal DB から取得します。
重要なのは、この表示はクライアントがすでに受信したローカルデータに基づくという点です。Intel サーバーへ追加取得を強制しないため、追加のサーバー収集を前提とする動きではありません。
S2 Level 参考
以下は Ingress Intel マップ上で表示密度を調整する際の目安です。実際の寸法は緯度によって変化します。
| Level | 東西辺長 | 南北辺長 | 概算面積 | 典型用途 |
|---|---|---|---|---|
| L15 | ~509 m | ~637 m | ~0.32 km² | 広域の概観 |
| L16 | ~254 m | ~318 m | ~0.08 km² | 描画精度のバランス |
| L17 | ~127 m | ~159 m | ~0.02 km² | 密集地の詳細表示 |
| L18 | ~63 m | ~79 m | ~0.005 km² | 細かな地理区分 |
| L19 | ~32 m | ~40 m | ~1,280 m² | 極細粒度の判定 |
ヒント: まずは L18 と Per Cell = 1 から始め、Portal 密度と端末性能に応じて少しずつ細かくするのがおすすめです。
よくある質問
- Portal Afterimage は存在しない Portal を表示しますか? いいえ。クライアントが実際に見たことのある Portal だけをローカル残像として表示します。
- 本当に任意ズームですべての Portal を表示できますか? 実装上は可能です。既定の描画制限を、コード変更や console コマンドで手動上書きした場合に、ほぼその動作へ近づけられます。
- それは Niantic のルール違反になりますか? ここで前提にしているのは、Intel サーバーへ追加取得を強制せず、クライアントが既に受け取ったローカルデータだけを使うことです。その範囲なら、ローカル可視化の延長として説明できます。
関連プラグイン
変更履歴
バージョン 0.1.6
- 暗色・灰色ベースマップでも見やすいよう、残像スタイルを再設計しました。
バージョン 0.1.5
- 名称のローカル保存を廃止し、Portal 名は Portal DB に完全依存するよう変更しました。
- 名称回収処理は Portal DB を直接更新する方式に変更しました。
バージョン 0.1.4
- 現在の地図メモリから名称を自動回収する機能を追加しました。
- Portal ジャンプ時の名称解決の安定性を改善しました。
バージョン 0.1.3
- Portal DB 未導入時のツールボックス・メンテナンス警告を追加しました。
- 依存検知と再試行処理を改善しました。
バージョン 0.1.2
- S2 Level と Per Cell の描画設定を追加しました。
- 選択ルールと設定を説明するダイアログを追加しました。
バージョン 0.1.1
- 座標と lastSeen を Portal DB API から取得する方式に変更しました。
- ローカル保存内容を GUID と名称のみに整理しました。
バージョン 0.1.0
- 初回リリース。